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爬虫類の病気について

爬虫類の飼育の注意点

爬虫類の飼育の注意点

爬虫類は、元々の生息環境や飼育方法が種類ごとに大きく異なります。購入時にきちんと確認をするようにしましょう。さらに、スキンシップの取りすぎでストレスを抱えて死んでしまうこともあります。気をつけましょう。

対応可能な爬虫類の種類

  • フトアゴヒゲトカゲ
  • ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)
  • ヘビ
  • カメレオン
  • カメ など

こんな症状ありませんか?

次のような症状がある場合は、すぐに動物病院を受診してください。

  • 食欲がなくなってきた
  • 呼吸困難になっている
  • 体重が減った
  • 皮膚に異常がある
  • 運動しなくなった
  • 何かいつもと様子が違う

体調を判断するポイント

体調を判断するポイント

爬虫類の健康状態を測るには、食欲と活動量に変化がないかを日頃からチェックしてください。足が麻痺したように動きが悪い場合や、足を引きずっている場合は、栄養状態の悪さが原因になっていることがあります。

また、爬虫類(特にトカゲ)は脱皮も重要なバロメーターになります。上手く脱皮しきれていなかったり、皮膚の色が悪くなっていたりしませんか?種類と時期に応じて適切な脱皮が行われているかをチェックしましょう。

爬虫類に多い病気と怪我

食欲不振

飼い始めや引っ越しによる環境の変化や、不適切な温度管理などによって食欲不振が起きやすくなります。できるだけストレスを与えず快適な環境を保ち、フードも見直すようにしましょう。

チアミン欠乏症

肉や野菜のみ食べ続けているとチアミン欠乏症になり、手足や尾が麻痺して運動や食事に支障が出ることがあります。フードに総合ビタミン剤を添加するなど、予防をしっかりと行うようにしましょう。

代謝性骨疾患

カルシウム不足や紫外線不足によって下のあごが腫れ、酷いときには痙攣を起こすこともあります。若いイグアナでよく見られますので、カルシウムをビタミンD3と一緒に与えるなど、フードを改善するようにしましょう。

ビタミンD過剰症

ドッグフードやキャットフードを与えたり、ビタミンD剤を与えすぎることでビタミンDが過剰になり、食欲低下や嗜眠や軟部組織の硬化といった症状が現れます。むやみに栄養剤を与えず、検査結果に基づいて必要な栄養素を与えてください。

寄生虫感染症

爬虫類に寄生虫はつきもので、バランスを保つことが大事です。温度、湿度、光線、フード、ストレスなどが原因で宿主と寄生虫の関係が壊れると、逆に体重減少や活動減退や食欲不振などを引き起こすことになります。まずは検査で寄生虫の種類を特定し、適切な対応をするようにしましょう。