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その他げっ歯類などの病気について

げっ歯類などの飼育の注意点

げっ歯類などの飼育の注意点

ペットショップ等から飼い主様のご自宅に連れて帰った直後の動物は、非常にナイーブな状態です。なるべくストレスを与えないように気をつけましょう。そして、食欲はあるか、便や尿に異常はないかといった点をチェックして、体調の変化を見逃さないようにしてください。

食欲減退の原因として、歯が伸びすぎて不正咬合を起こしていることがよくあります。チンチラやデグーでは特に多いので、ペレットばかりでなく草を与えるなどの工夫が必要です。

また、ジリスやプレーリードッグなど穴を掘る動物を飼う場合は、プラスチックのケージを噛み砕いたり、家の壁に穴を開けたりすることもあります。気をつけてください。

対応可能な種類

  • リス
  • ジリス
  • チンチラ
  • ハリネズミ
  • モルモット
  • プレーリードッグ
  • デグー など

こんな症状ありませんか?

次のような症状がある場合は、すぐに動物病院を受診してください。

  • よだれを垂らしている
  • 元気がない
  • 呼吸が早い

体調を判断するポイント

体調を判断するポイント

げっ歯類などの体調管理の一番のバロメーターは食欲です。エサをどれくらい食べているか、日頃から把握しておきましょう。また、活動量、便と尿の量、体温も体調を知る大切なポイントです。抱っこした時にいつもより熱い・冷たいなど、小さなことでも変化がないか気をつけてみてください。

げっ歯類などに多い病気・怪我

脱臼、骨折

げっ歯類などは事故で脱臼・骨折するケースが多いです。ケージや回し車の隙間に入ってしまったりすることがあるので、注意してあげてください。

爪が折れる

爪を切らないとどんどん伸びてしまいます。ケージや回し車の隙間に引っかかり、爪が折れたり、血が出たりすることがあるので、日常的に爪のチェックやケアをしてください。

不正咬合

柔らかい食べ物が多い、金属をかじるといったことが原因で歯並びが悪くなってしまうことがあります。フードの硬さやケージの種類を工夫することで予防できます。

寄生虫

ノミやダニといった外部の寄生虫だけでなく、お腹の中にも寄生虫がいることがあります。便を検査して寄生虫がみられれば、それに対する駆除薬で治療を行います。